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伊文神社の歴史

茅の輪神事とは

長きにわたる旅路の末、ようやく人里にたどり着いた素戔嗚尊(すさのおのみこと、当社主祭神)が、一夜の宿を求めて巨旦将来(こたんしょうらい)という長者の家を訪ねたところ、ぼろぼろの風体の素戔嗚尊の姿を見て追い返されてしまいました。

それを見ていた巨旦将来の兄である蘇民将来(そみんしょうらい)は可哀想に思い、貧しいながらもなけなしの粟や稗で素戔嗚尊をおもてなししました。すっかり力を取り戻して村を再訪した素戔嗚尊は、お礼として疫病を除ける茅の輪を蘇民将来に授けました。

数年後、村を大きな疫病が襲い、蘇民将来以外の村人は全滅してしまいます。蘇民将来はそれからもコツコツと働き、やがて長者となって村を再興します。

もともとは腰からぶら下げる程度の大きさだった茅の輪は、やがて玄関に飾る程度に大きくなり、江戸時代には人がくぐれる程の大きさになったそうです。

伊文神社では毎年6月30日に、夏の大祓式にあわせて茅の輪神事を開催しています。皆様から奉納された提灯の明かりに照らされた夜の境内にはご参拝に訪れた皆様に楽しんでいただくべく『茅の輪夜市』も同時開催され、20以上の出店やキッチンカーが並びます。

​健康と長寿を祈って是非ご参拝ください。

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